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地球を守るために
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◆◇ はじめに ◆◇

※これは2002年に書いたものなので、内容がかなり古いかもしれません。

家庭から始まる環境保全
環境保全における女性の役割
環境汚染の現状
これまでの環境保全対策の歩み
◆ ◆ ◆
家庭から始まる環境保全
「地球環境問題」
誰もが知っている、誰もが懸念している事なのに、近年ますます悪化の一途をたどっています。
それは、私たち一人一人が地球の一員であるという自覚をもたずにどんどん便利で快適な生活を 追求しているからではないでしょうか。
「自分ひとりが考えたって、大した変わりは無い。」
「誰かが解決してくれるだろう。」
「環境問題なんて自分には難しすぎてよく分からないし、そんなことは政府の 仕事でしょ?」
きっと誰もがみな、そういう思いを持っていると思います。 では、私たちは本当に何も出来ない小さな存在なのでしょうか?
ここに、大きな容器がひとつあります。
その中に、一滴、一滴と水を入れてゆきます。
最初は小さな一滴が、そのうち半分になり、あともう少しでいっぱいになります。
さあ、あともう一滴で、この水はバケツの中からあふれ出ます。
その、大きな容器をあふれさせることの出来る最後の一滴は、あなたの一滴かもしれません。
どんなに大きな容器でも、一人一人の一滴によって水をあふれさせることができるのです。
そして、どんなに大きな川や海も、はじめは小さな一滴の水だったはずです。
「どうせ私なんかの小さな一滴が役に立つ分けない。」なんて思わないで、ひとりひとりが 自分の一滴の水に責任と自覚を持つことが大切だと思います。
「環境汚染」
それは、どこか遠いところで起きていることではなく、私たち一人ひとりの行動によって 生み出されているのです。
あなたが今日、無自覚に捨てたごみは、確実に水や土や空気を汚染しています。
もし私たちがこのまま無自覚に今までどおりの生活を続けていれば、地球は確実に蝕まれてゆくでしょう。
地球を守る第一歩は、まずあなたから始まります。 難しく考えず、身近な、出来ることから変革してゆきませんか?
ここでご紹介することは、本当に小さな毎日の生活の中で出来る心がけです。
ほんの少しのことかもしれませんが、100人、千人、一万人の人が実行すれば、 大きな変化につながるはずです。
私が地球を守るんだ!という自覚を持とうではありませんか。
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環境保全における女性の役割
環境保全において、女性はとても重要な役割を担っていると思います。
特に子供さんのいらっしゃる家庭では、お母さんの影響はとても大きなものです。
お母さんが次の世代を担う子供たちに、自分以外を思いやることの大切さを伝えることができれば、 今世界中で起こっているさまざまな問題の解決の糸口になるはずです。
戦争も、環境汚染も、いじめも、
個人や社会や国が自分中心に考え、他を尊重するという大切なことに想いをめぐらせることが できないことから起こっていると思います。
ご家庭において主に家事や子育てを担うのは、実際、主婦の方々です。
その主婦の方々が、毎日の生活のなかで「ごみを増やさない」「物を大切にする」「資源を守る」 という習慣を持つ。すると自然に子供たちもそういう生活習慣を当然のこととして育つ。
その子供たちが創る社会は、素晴らしいものになると思いませんか?
主婦の皆さん、女性の皆さん、私たちが持つ未来の社会への影響、役割はとても重要なものです。
残念ながら私たちの社会的な位置付けはあまり高いものではありません。
しかし、社会というピラミッドの一番下の部分にいる私たち一人ひとりが立ち上がると、大きな力になります。
「底辺からの改革」を目指しましょう!
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環境汚染の現状
現在、地球が抱える数々の問題として、以下があげられます。
**最新の情報は下のキーワードでWEB検索して下さい。**
  • 地球温暖化
  • オゾン層破壊
  • 土壌破壊
  • 大気汚染
  • 海洋汚染
  • 人口増加の過多
  • 酸性雨
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これまでの環境保全対策の歩み
ではここで、今まで私たちがたどってきた環境保全対策の歩みを振り返ってみましょう。
◆ ◆ ◆
1972年 ストックホルムでの「国連人間環境会議」により、初の環境問題に関する世界宣言『人間環境宣言』が示される。
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1977年 米国カーター大統領就任直後、地球の将来について検討するプロジェクトを発足。 1980年、『西暦2000年の地球』というタイトルでその検討結果を出版。  
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1992年 リオ・デ・ジャネイロ(ブラジル)での「環境と開発に関する国連会議(地球サミット)」にて、 『リオ宣言』が採択され、『アジェンダ21』として具体的な行動計画が提示される。
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2002年1月 8月にヨハネスブルグで開催される「環境サミット」に向けて、国連事務総長の報告書が発表される。 地球サミット」以降10年間の世界の環境と開発に関する取り組みを包括的に評価。
(脇本忠明著『「私が変わります」が地球を守る』(三宝出版)を参考にさせていただきました。)
◆ ◆ ◆
1972年の『人間環境宣言』以来約30年、残念ながら環境問題は改善されていません。 現在、先にあげたような数々の問題が深刻化しています。
2002年の国連事務総長の報告書によると、地球環境問題は「むしろ悪化している」と表明されています。 また、環境汚染は「もう引き返せない時点にまで進行してしまった。」という専門家の意見すらもあります。
なぜ、20世紀の環境保全は失敗に終わったのでしょうか?  地球環境破壊を食い止めることはもはや不可能なのでしょうか?
この重大な問題を解決する鍵は、私たち一人ひとりの手に委ねられていると思います。
「つながり」が見えないと無自覚になれる。
毎日のようにニュースで見聞きする環境汚染問題。
ところが、どれほどの人がこれを自分たちの責任と感じているのでしょうか。
「何とかしなければ」と思いながら、一方で夏はクーラー、冬は暖房、ちょっとの距離も車で移動と、快適な生活は変えられない。 ごみも、自分の手元をはなれてしまえば、それでおしまい。
実際は、私たちのそうした行動の一つ一つが地球温暖化や土壌汚染、大気汚染につながっているのに、気づけない・・・。 なぜでしょう?
それは、自分と地球との「つながり」が見えないからだと思います。
自分の捨てたごみは、目の前から見えなくなってしまっても、どこかに移動しただけで無くなったわけではないのです。
そのごみがどういう経路をたどって、どこに行き着くのか・・・それが見えないと、自分が環境を汚染しているという自覚が 持てないのではないでしょうか?
そうやって、自分の行動の一つ一つがどういう影響を地球に与えているのかを想像していくと、自然と自分と地球とのつながりが 見えてくると思います。
自分と地球とのつながりが見えると、環境問題がもっと身近な問題になるのではないでしょうか。
「知らなかった」が地球を破壊する?
先ほど挙げた、『人間環境宣言』や『アジェンダ21』についてあなたはご存知だったでしょうか?
また、オゾン層破壊や地球温暖化についてもテレビや新聞などで見聞きするけれど、具体的にどれほど深刻で危険な状況なのかを理解している人がどれほどいらっしゃるのでしょうか?
恥ずかしながら、私もつい最近まであまり詳しくは知りませんでした。
92年の『アジェンダ21』以降10年間、地球環境汚染問題が全く解決されず、むしろ悪化の一歩をたどったのは、私のような一人ひとりの一般市民にまで浸透していなかったからだと思います。
今、環境汚染の実態について知ってしまった以上、私は何かを始めずにはいられません。
ひとりでも多くの人が環境保全に関する正しい知識をもつことが地球破壊を食い止める第一歩だと思います。
地球の未来は私たち一人ひとりの手に。
今こそ、私たち一人ひとりが環境を破壊するようなライフスタイル、便利さと快適さのみを追求してきた ライフスタイルを変革することが必須なのではないでしょうか?
私たちと地球は密接につながっています。私たち一人ひとりが感じ方を変え、ライフスタイルを変えれば 環境問題は改善されるはずです。

今、「私から」変わってゆきましょう。
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