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地球を守るために
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◆◇ 水を守るには ◆◇

※これは2002年に書いたものなので、内容がかなり古いかもしれません。

洗剤の使用を減らす
塩素系漂白剤の害
生活廃水をきれいに
地球にやさしい水をつくる(?)
ヤクルト容器で水を浄化
◆ ◆ ◆
洗剤の使用を減らす
現在市販されている殆どの家庭用洗剤(食器用・衣類用ともに)は、合成洗剤です。この合成洗剤には合成界面活性剤や蛍光増白剤、酸化防止剤などさまざまな化学物質が含まれています。これらの化学物質は私たちが思っている以上に害が大きいということをご存知でしょうか。
まず、人体に対する害としては、食器や野菜などに使用した際の残留物として口から、衣類への残留物として皮膚から、または直接皮膚から浸透した合成洗剤はさまざまなアレルギー反応を引き起こします。

また、体内に蓄積された化学物質は、発がん性があるといわれています。さらに恐ろしいことに、これは環境ホルモンと呼ばれて私たちの体内に蓄積され、 次の世代すなわち私たちの子供たちや孫たちにまで影響するかもしれないのです。
次に環境への害として、合成洗剤は生活廃水として川や海に流されると、分解されにくく、しかも水や土を浄化する大切な役割を果たしているバクテリアを殺してしまいます。
バクテリアがいなくなるということは、自然の持つ浄化能力を低下させ、大きな環境破壊につながります。

このように合成洗剤を使用し続けると、人にも自然にも恐ろしい害をもたらすかもしれないのです。
では、どういったものがより安全なのでしょう。
まず、石油系以外の界面活性剤を使用していること。(植物系を謳い文句にしている商品でも、その実石油系の成分が入っていたりするので、注意が必要です。)
また、合成界面活性剤を使用していない石鹸を使用すること。
確かに、汚れ落ちという一面だけからみると、合成洗剤の方がよいかもしれません。(※)しかし、私たちの健康や地球の健康のことを考えると、合成洗剤の使用は避けた方がよさそうですね。
(※注:このことに関しては、Uki☆Uki石鹸ライフというサイトで検証されていますが、実際には石鹸の方が合成洗剤よりも汚れ落ちが良いそうです。)
また、食器洗いは、シンクに水(ぬるま湯の方が効果大)をためて、"ため洗い"をする方が少ない量の洗剤ですみます。
洗剤いらずの食器洗い
そこまでできない・・と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、私は普段の食器洗いに洗剤を殆ど使いません。その秘密は、アクリル毛糸で編んだ食器洗いです。

アクリル100%の毛糸(極太が編みやすい)をかぎ編みで直径10センチ程度に丸く編んだもので、流水洗いするとあ〜ら不思議、洗剤なしでも油汚れがすっきり落ちるのです。 水もちょろちょろ程度でいいので、すすぎ洗いと同じかそれ以下しか使いません。プラスチックのお弁当箱もすっきりとなるので、ぜひお試し下さい。

また、洗う前にグレープフルーツの皮で食器をふき取っておくとより簡単です。

使った後は石鹸で洗って乾燥させれば毎日気持ちよく使えます。洗い物の種類によって色や大きさを変えて使い分けてもいいですね。
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塩素系漂白剤の害
塩素系漂白剤はダイオキシンの発生元になる、という話を聞きました。
確かに、塩素系の漂白剤で漂白した紙を燃やして発生する ダイオキシンについてはかなり問題になっていますよね。
塩素系漂白剤そのものの害については色々な意見があって、「下水に流しても全く問題ナシ」なんて 言っている人もいますが、単純に考えても、あれだけ殺菌力のある物を自然界に垂れ流しては大切なバクテリアまで殺してしまうのでいけないんじゃないかな〜と思うのですが・・どうなんでしょう。
※塩素系漂白剤については、こちらをご参照ください。
>>uki☆uki☆せっけんライフ
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生活廃水をきれいに
ここアメリカでは普通にみられるディスポーザー。これは、シンク下についている「生ごみ粉砕機」で、食べ残しの食品や野菜くずなどを下水に流して処理するものです。
確かに"便利"ではありますが、その水は生活廃水として川や海をどんどん汚染していると思うと・・。今住んでいる家を建てる時、最初からディスポーサーはつけませんでした。
ディスポーサーに限らず、食べ残しのたくさんついたお皿を洗ったり、油のついたフライパンを洗ったり することも水の汚染につながります。
汚れた食器類は洗う前に汚れをふき取るかゴムベラなどでこそぎ落としてから洗うようにしましょう。
柑橘類の皮は、食べ残しをこそげ取るのにぴったりです。ファスナー付の袋に入れて冷蔵庫に取っておくと洗い物をする前にすぐに使えて便利ですよ。
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地球にやさしい水をつくる(?)
以下は、科学的根拠はない怪しい情報ともいわれていますが、どうなんでしょう。個人的には、結果が出ているのならいいかもしれないんじゃない?というのが本音で、信じる/ 信じないは各人のご判断にお任せします。
その1. 水分子を小さくする
単分子水(活性化鉱水)という水をご存知でしょうか。水は通常、クラスターと呼ばれる水分子の塊で存在していますが、単分子水はその名のとおり、水分子がクラスターを形成していない水だそうです。
この水は「物質を還元させる」力を持つと言われ、物質の酸化や腐敗を防ぐともいわれています。例えば、果物や野菜を単分子水に浸して密閉すると腐らずに発酵し、飲用すると体の新陳代謝を促して"錆び"を防ぐとか。
さらに驚くべきことに、単分子水は有機塩素化合物に対する分解作用があり、ダイオキシンやトリハロメタンを分解除去するという実験結果もあるそうです。
とすると、もしこれが本当でこの水が地球上に増えれば地球規模での浄化も夢ではないかもしれません。
単分子水をつくるには特別の装置や活水器が必要ですが、水のクラスターをより小さくするには強力な磁力を使う方法もあります。
その2. きれいな水をつくる。
水晶やトルマリンなど、ある種の自然鉱石は水をきれいにしてくれるそうです。
特に最近注目されているのがトルマリンです。 トルマリンは「電気石」とも呼ばれ、石自体が微弱電流を発しています。そのため、トルマリンを入れた水は アルカリイオン化し、クラスターも小さくなるそうです。さらにトルマリンから溶け出したミネラル成分が健康にも良いとの事。
また、トルマリンを使った水は表面張力が小さくなり、洗浄能力が高まるので合成洗剤の使用を減らせるということも特に注目したい点です。
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ヤクルト容器で水を浄化
ヤクルト容器の底部を除いた物が、水を浄化するろ材になります。
メーカーさんはこれを「ヤクルトろ材」と呼んでいます。
ヤクルトろ材の特徴は、
1:形状が適度に複雑
汚水の流れをさまざまに変化させ、その結果、水中の溶存酸素濃度が多様になり、嫌気性微生物から好気性微生物まで極めて多種類の微生物が生息します。
また、水の流れが緩やかに制御されるので、微生物が住み着きやすく、ろ材に付着した微生物がはがれにくいのです。
2: 大きさが適度
これより小さいと、閉塞しやすくなったり、空気の流通が悪く、好気性微生物の活動が低下してしまいます。また、これより大きいと、空気の流通が良くなり、生息する微生物が好気性のものに限られてしまいます。
3: 材質が化学的に極めて安定的なポリスチレンであるため、汚水中でも半永久的に使用できます。
(ヤクルト環境対策室HPより抜粋させていただきました。)
熱帯魚を飼っていらっしゃる方はよくご存知だと思いますが、水槽の底面や上面に石や合成ろ材を使ったフィルターをセットして水を循環させることによって水槽内の水をきれいに保つことができますよね。
これは、フィルターの中に繁殖した微生物が汚れを分解してくれているからです。ヤクルトろ材は、その形状や大きさが微生物のベッドとして最適なのだそうです。
以前、ヤクルト容器をたくさんネットに入れたものを利用して川を浄化している、というある地域の試みをニュースで見て、「なるほど」と感心しました。
このアイディアは、リサイクルと水の浄化という2つの利点を兼ねていて、アイディア次第では色々な活用の可能性があると思います。
例えば学校や地域の活動で川や池をきれいにしたり、各家庭の浄化槽としてある程度水をきれいにろ過してから下水に流せば、かなり水の汚染を防ぐことが出来ると思います。
実際、ヤクルトグループではこの浄化システムを利用して事業所や工場の廃水処理をされているそうです。
また、川や池の水浄化を行っている自治体などもあるようです。
ヤクルトさんのホームページに、この浄化システムの詳細や、ご家庭で試す方法などが紹介されています。子供さんのいらっしゃるご家庭など 理科の実験もかねて試してみてはいかがでしょう。
  >>ヤクルト環境対策室のHPへ
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