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地球を守るために
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◆◇ リサイクルしよう ◆◇

※これは2002年に書いたものなので、内容がかなり古いかもしれません。

リサイクルの前に
3つのR
リサイクルマークって何?
日本の商品のパッケージはどうやって分類するの?
ミミズでコンポスト!?
キッチンで簡易コンポスト
**オーガニック・コンポストの作り方**
**アメリカのオーガニック・フードについて**
リサイクルの輪を完結させる
◆ ◆ ◆
リサイクルの前に
環境保全といえば、リサイクルを思いつく方が多いでしょう。リサイクル=環境にいいという考えに疑いを持つ方はあまり多くないと思います。
果たしてリサイクルは本当に環境や人体にいいのでしょうか?リサイクルによって化学物質が濃縮され、それを知らずに使った人に害を及ぼすと指摘する声もあります。また、リサイクルするためには多くの人件費と設備が必要になってきます。 リサイクル出来るから・・とどんどん消費したものが、実はリサイクルがむずかしい物質で、地球に負担をかけているということもあるかもしれません。リサイクルに協力しているという安心感から知らず知らず無駄な消費を増やしてしまうことだってあると思います。
私の祖母は物をとても大切にしました。着物も古くなったら布団に、さらに古くなったら雑巾に・・と再生させて、ぼろぼろになって使えなくなるまで「もののいのちを生かして」いたのです。 食べ物も、「お米一粒もお百姓さんが一生懸命汗水流して働いてくれたお陰」と、食べ残しを許してくれませんでした。また、必要でないものは買わない、使わないものはそれを必要としている人にまわす、ということは普通だったと思います。
私は、リサイクルの基本はそこにあると思います。なるべく自分の手でリサイクルし、リサイクルしきれないのならばその理由(物を買いすぎていないか、自分でリサイクルが難しいものは自分の手元をはなれてもリサイクルしにくいのではないか・・?、など)に 思いをめぐらせることが大切な気がします。
リサイクルに取り組む以前にまず私達が心に留めておかなければいけないことは、もののいのちを生かした上で、どうしても必要であれば誰かの助けを借りて処理していただく・・・という姿勢ではないでしょうか。
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3つのR
皆さん、3つのRという言葉をご存知でしょうか?
これは、
educe(減らす)
euse(再使用する)
ecycle(再生利用、リサイクルする)
という3つの言葉の最初のアルファベットをとったもので、資源の節約のための合言葉です。 多くの企業がこの3つのRを掲げて資源の節約に努めています。
この3つのRのなかで一番大切なのが、一番上のReduce(減らす)だと思います。リサイクルはもちろん大切です。しかしその前に「リサイクルに出す物を減らす」努力はもっと大切なのではないでしょうか。
たとえば食べ物。私達の毎日の食事で、捨てている部分はどれくらいでしょう?食べ残しや古くなった食パン、冷蔵庫の中に置き去りにされてはいませんか?
また、プラスチックやガラス製品、「リサイクル出来るから」と必要以上に購入してはいないでしょうか?
「生ごみはコンポストに」「プラスチックやガラス、紙などはリサイクルとして回収してくれるから」と安易に考える前に、まずは「無駄を減らす、ごみやリサイクルを減らす」、さらに言えば「物を大切にする」という基礎的な姿勢があってこそのReuse(再使用)、Recycle(再生利用)だと思います。
そのことを踏まえた上で、私たちも各家庭からこの3つのRを実践してゆきませんか?
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リサイクルマークって何?
リサイクルマーク(RECYCLING CODES)とは、もともとはSPI(Society of Plastics Industry/プラスチック産業協会)によってつくられた、合成樹脂やプラスチックの種類を見分けるための番号でした。
現在は代表的なリサイクルのシンボルとしても一般的に利用されています。
コードは1から7までの数字と、それぞれの種類を示すアルファベットが示されています。
recycle1 PET ― Poly(ethylene terephthalate)
ペットボトルの素材です。およそ1/4のプラスチック容器に使われています。
recycle2 HDPE ― High-density polyethylene
高密度ポリエチレンは、熱や圧力によって簡単に加工することが出来、比較的硬質で低コストな素材です。50%以上のプラスチック容器を占めています。
recycle3 PVC もしくは V ― Poly(vinyl chloride)
ポリ塩化ビニールは、そのまま、もしくはブレンドされてさまざまな製品にされます。洗剤や食用油の容器、食品のパッケージなどに使われていますが、市場における割合は5%程度です。
recycle4 LDPE ― Low density polyethylene
低密度ポリエチレンは構造的にはHDPEに似ていますが、HDPEよりも低温で溶け、やわらかい素材です。ゴミ袋などに使われています。
recycle5 PP ― Polypropylene
ポリプロピレンはフィルムや繊維などに使われており、家庭用のプラスチック容器としては一番使用率が低いです。
recycle6 PS ― Polystyrene
ポリスチレンは、いわゆる発泡スチロールに使われている素材です。
recycle7 その他のプラスチック
その他、ブレンドされたプラスチック類です。
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日本の商品のパッケージはどうやって分類するの?
recyclejapan
日本では、上にあげたサンプルのように独自のリサイクルマークがあります。たいていのパッケージにリサイクルマークと、素材名(PETとかPP,PEなど)が明記してあるので、その素材ごとに分類します。
※回収方法は場所によって異なりますので、各自治体の指示に従って下さい。
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ミミズでコンポスト!?
枯れ葉や生ごみを使ってコンポスト(堆肥)を作っている方も多いと思います。
普通、家庭でコンポストを作る時は専用の容器に枯れ葉や生ごみなどを入れて微生物に分解してもらう方法が一般的だと思いますが、 微生物の代わりにミミズを使うことも出来ます。
容器の中に入れた大量のミミズが生ごみなどを食べて出す"ふん"が、良質の土になるのです。
専用の容器は通信販売などで手に入れることが出来ます。ミミズも専門の業者 から購入出来るので、興味のある方は試してみては?
私は今のところ普通のコンポストを作っているのですが、庭先でミミズを見つけるとせっせと容器の中に入れています。たまにかき混ぜると順調に育ってくれているようで、 元気なミミズたちが沢山出てきます。(気のせいか数も増えているような・・。)生ごみの分解もミミズなしの物よりも早いような気がします。
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キッチンで簡易コンポスト
料理をする時の野菜くずや果物の皮などで、コンポストを作ってみませんか?
用意する物は、手ごろな大きさのふた付のコンテナです。( 出来ればセラミックやステンレス製。)
まずコンテナの底に土を入れて、その上に野菜くずなどをいれ、また土をかぶせます。このようにして生ごみ、土、生ごみ・・・と重ねてゆきます。注意する点は、なるべく水気を切ることです。水気が多いとにおいの原因になります。市販されているコンポストの素などを加えるとさらに良いでしょう。
※この簡易コンポストは、あくまでも一時保存用です。コンポストを熟成させる為には温度や空気も必要です。コンテナがいっぱいになったら、屋外の大きなコンポスト用の容器に移したり、庭の片隅に埋めます。
環境保全意識の高いカナダでは、シンクの下にこのようなコンテナを置いてあるところをよく見かけました。密閉性のあるふた付のコンテナだとにおいの心配もなく、また寒い冬などいちいち外に出る必要もないので、よいアイディアだと感心したものです。
キッチンに置くのに抵抗があるときは、ベランダや土間の片隅にでも置いておくと良いでしょう。
**オーガニック・コンポストの作り方**
**アメリカのオーガニック・フードについて**
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リサイクルの輪を完結させる
さて、ご家庭でリサイクルを実行しながら、新しい商品を買うときにはリサイクル商品を買ってリサイクルの輪を完結させましょう。 リサイクル商品とは、再生紙・リサイクルのプラスチックを利用した文具類・リサイクルされたペットボトルに入った飲み物・・などです。
循環させてこそのリサイクルですものね。
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